熱中症は想像以上に危ない
熱中症とは想像以上に危うく、生死を分ける状態になることさえあるのですが、軽い症状であれば自分の力で何とか乗り切ることができるはずです。
ちょっとしためまいに襲われたというレベルなら、涼しい場所を見つけて休みながら水分補給を忘れなければ、症状はそのうち治まるでしょう。
でも、症状が酷くなり手足に震えが出て、プラスして意識すらないというときは予断を許さない状況となります。
中でも建物の外で行う部活動の場合、熱中症への対処をしっかりしなければならず、状態が深刻化してしまい最悪の事態に陥ってしまった事例が最多なのが、野球部やラグビー部を筆頭に外で激しく体を動かす部活動です。
その一方で柔道部や剣道部など、屋外で練習する部活動でなくても熱中症により死亡するケースがあります。
野外で激しく体を動かすようなことをしなければ命を落とすことなんてあり得ないということはないので、暑い日には室内でも屋外でも変わらず注意をしなければなりません。
特に注意が必要な時期といえば、やはり真夏の7〜8月で、この時期の間さらに危ないのは7月下旬以降8月上旬までといわれますが、時によっては7月の1週目とはいえぐんと気温が上がる可能性もあります。
こういうことから、7、8月だけ気を付ければいいという風な考え方はやめて、その日がどんな天気なのかによって対応していくことが重要となります。
加えて梅雨明けをしたとたん湿度も温度もいきなり上がることが多く、体が高温についていけない時期でもあるのです。
こういう時期というのは、熱中症にかかったためだとされる死亡が少なくありませんから注意しなければなりません。
