熱中症の初期に現れる症状
熱中症にいち早く気付くためには、初期に現れる症状はどのようなものなのかについて事前に勉強しておくと安心です。
即座に判断すれば、深刻な事態に陥る前に阻止することが実現します。
まずは、頭がくらくらしたり疲労感があれば要注意で、このようなこと以外にも身体が震えたり、口が痺れるといった症状が生じたら、すぐさま対処しましょう。
汗が瀧のように流れていたり、その逆で炎天下の中でも汗を全くかかないというのも警戒が必要ですから、何か違うなと感じたら早めに涼めるスペースに避難してください。
家の外にいてさっと屋内に入ることが不可能なときは太陽を遮る場所へ行きましょう。
そのうえで、できるだけ薄着になったり、ボタンははずして長袖の場合は袖をまくって空気が吹き抜けるようにします。
加えて体温の上昇を抑えるために洋服などであおぐようにして、できれば水で絞ったタオルを用いるのが最適です。
氷がある状況なら、氷水に浸して軽く水気を切ったタオルを使いましょう。
何よりも水分を補うことは欠かせないことで、熱中症の場合体の中の水分量が著しく低下してしまうため、こまめに少量ずつ水分を補っていくのが大事といえます。
発汗量が多くなると、体の中にある塩分が失われてしまうため、水ばかり飲んでいても症状が好転しないこともあるでしょう。
こういったことから、スポーツドリンクをはじめとする塩分が少し入っているものを飲用しましょう。
症状が酷い場合は間髪入れずに119番通報をしないとならないので、熱中症くらいと侮っては危険です。